株式会社 原抜型製作所
事業紹介:治具の作成

抜型とは切っても切れない治具技術
当社では、抜型加工した部材の作業を誘導する治具も製作しています。
治具は、製品の整形工程で、部材の作業位置を固定し、ずれないよう正確に貼り付けたり、作業の効率化を図るための器具です。
かつては、大量生産で抜穴作業などが必要な場合、ピンで押していっぺんに穴を開けしまう治具などが多く作られていましたが、最近は、人件費が安い海外への生産拠点進出などで、このタイプの治具の需要は減っています。
現在は、抜型加工した部材を階層ごとに正確に重なるようにするための治具が多く使われており、そのひとつが「パタンコ治具」です。これは、製品の基盤部分を台座に固定し、その軸に合わせて誘導用の上蓋を重ねることで、抜型加工した部材を正確に設置できるようにするタイプの治具で、携帯電話などを整形する際に絶縁テープの貼り付けなどで使われています。
治具は、製品ごとに型や使い道が違いますので、お客さまのニーズに合わせてオーダーメイドで作ります。また、治具と抜型をセットで依頼される場合もあり、この2つの技術は、とても密接に関連しています。
