株式会社 原抜型製作所

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[連載]抜型への挑戦:第1回

めざしたのは、誰にもできないものを作ること
 「モノづくり」にこだわる覚悟を決めて独立した日
「良い物を作りなさい」お客様のひとことが道を決めた

私が「原抜型製作所」を設立した昭和60年(1985年)は、日本がちょうどバブル景気に突入する直前でした。また当時は、日本の家電製品が、その高い技術ですでに世界を席巻していた時代でもあり、電機メーカー各社は競って新製品を世界に向けて提供していました。それらの部品の種類や量は、現在と比べて相当多かったため、それらを支える抜型業界にも仕事があふれている時代でした。
会社を設立する前の私は、同じ業種の会社に勤めていましたから、業界の成長ぶりは実感していました。とはいえ、独立してからは私一人でしたし、設備もそれまで勤めていた会社と比べて格段に小規模です。そのため、独立する際にそれまでお世話になったお客様のもとにごあいさつに伺ったときも「今までと同じようなボリュームでは発注できないよ」とはっきりいわれたものです。しかし「そのかわり、良い物を作りなさい」とアドバイスをいただきました。私が「コツコツと実績を積んで、品質を認めてもらおう」と覚悟を決めたのはそのときからです。それからの私は、誰にもできないものを作ることが勝ち残るための唯一の戦略だとして、がむしゃらに「モノづくり」に没頭しました。

お客様によって育てられた高度な技術

会社を設立した当時は、29インチのブラウン管テレビが出始めた頃で、これに加えてポータブルオーディオプレーヤーやビデオカメラ、ラジオ、コンポなどを中心とする大手電気メーカーの先進的な製品が、当社で扱う製品の主流でした。また、オリンピックに公式採用されていた業務用の放送機器などの部品も手がけたことがあります。これは1台数億円の製品で、多くの台数は作れませんでしたが、メーカーの技術の粋を集めた製品でもあり、それだけに抜型にも非常に高い技術力が求められました。それに応える努力を重ねるうちに、我々の技術力も高まっていきました。
そうなってくると、突然の依頼や紹介によって、仕事の量も次第に増えていきました。その中の一つが、今では当社のメインの仕事のひとつになっている光学機器メーカー、つまりカメラメーカーのお客さまです。そこでは、さらに精密な抜型の技術が求められました。その意味で当社の技術力は、お客さまによって育てられ、培われたといってもいいでしょう。

第2回「激しくも恵まれた昭和60年代 支えてくれたのは、仕事の達成感と周囲の助けでした」へ

原抜型製作所について

事業紹介
原抜型製作所では、ピナクル、彫刻、金型などの技術を向上させながら、お客様のご要望に応える抜型設計の品質向上と生産性向上を目指しています。

過去の実績
電子機器やカメラなどの精密機器から、通信機器、大手電気メーカー製品までさまざまな原抜型製作所の実績をご紹介します。

原式フロンティア・スピリット
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